タイヤの使用年数と走行距離
交換の基準は目安ですが、3年または3万㎞のどちらかを経過した時点で、交換することが推奨されています。製造年月日はタイヤのサイドに必ず記されていますが、実はタイヤ交換の目安として重要なのは、製造されてからの時間ではなく、最初に使用した日からの年数と走行距離です。
タイヤの劣化は新品のタイヤをホイールに装着し、空気を充填した時から始まります。装着するまでは、正規でタイヤを販売されているタイヤ専門店やカーディーラー、カーグッズショップなどで劣化が起きないように保管していますし、製造から年月が経ったタイヤはそもそも販売しないようにしていますので、現在では製造年月日を確認する必要はありません。
中古車の場合は、いつどのタイミングで装着したタイヤなのかわかりにくいのは確かです。購入されたタイミングで新品のタイヤに替えて頂くのがベストですが、整備記録簿などでさかのぼれる場合もありますので、確認してみてください。
スタッドレスタイヤは?
月に1度空気圧をチェック、3か月に1度はお店で点検を。
スタッドレスタイヤは、少々事情が特殊です。スタッドレスタイヤは溝の深さが50%以上摩耗すると、冬用タイヤとしての性能が発揮出来なくなります。そのため残り1.6mmの高さに付いているスリップサインとは別に「プラットフォーム」というサインが付けられています。
もう1つ重要なのが、ゴムの硬さです。スタッドレスタイヤはゴムの柔軟性で、凍った路面に密着させて滑りにくくしているため、硬度が安全性に直結します。
しかし、目視や触っただけではタイヤの柔らかさは判定できません。タイヤ硬度計という専門の機械で判定する必要があります。
スタッドレスタイヤは、シーズン以外は雨や直射日光に当たらない場所に保管してください。