月: 2020年11月

♠オールシーズンタイヤって何？

今回はオールシーズンタイヤについてお話させて頂きます。

そもそもオールシーズンタイヤとは？

オールシーズンタイヤとは、日常で使っている『夏用タイヤ』、冬に履き替える『スタッドレスタイヤ』の両方の特性を持つタイヤになります。なので、夏タイヤと冬タイヤの2セット持つ必要がなくなります。タイヤの履き替えをする必要もなくなります。

夏冬の性能を持っていますが,万能ではありませんので、オールシーズンタイヤのメリット・デメリットを紹介していきたいと思います。

メリット

・タイヤの付け替えをしなくていい（手間がなくなる）

・タイヤの保管場所が必要なくなる

デメリット

・スタッドレスタイヤに比べれば雪道、凍結路での性能は劣り夏用タイヤに比べれば燃費性能が劣ります。

・溝の消耗が早い（オールシーズン使うため）

スタッドレスと比較

オールシーズンタイヤは、雪の状態にもよりますが、浅雪やシャーベット状の雪であれば走行できます。ですが、路面が凍結したアイスバーンには夏タイヤ同様対応していません。降雪量が多い時や路面凍結が起きやすい地域では、スタッドレスタイヤに履き替えたほうが望ましいです。

まとめ

ここ埼玉のように積雪が年１~２回で大雪などめったになければオールシーズンタイヤで問題なく走行できますが、積雪の多い地域やスキー・スノーボードなど出かけるということであればスタッドレスタイヤの方が安全です。自分のライフスタイルに合わせて冬タイヤをどちらか選んでいただければと思います。

♥最近の車がスペアタイヤを積まない理由とは？

最近は、スペアタイヤを搭載する車が、ほとんど見当たらないですよね。

なぜ、スペアタイヤを搭載しなくなったのか。

燃費や環境への配慮が主な理由

現行型では、軽自動車でも全車スペアタイヤレス仕様で、パンクに対しては応急修理セットで対処している場合が多い。

その理由として、第一に挙げられるのは｢スペアタイヤは重くてかさばるから｣で、荷室の容積や燃費などのスペックを少しでも良くするためには、スペアタイヤよりパンク修理キットを積む方が有利となる。

また、スペアタイヤはそのほとんどが一度も使われることなく廃棄されているため、環境への配慮という観点からもあまりよろしくない。女性や高齢者ドライバーにとっては交換作業の実施がほぼ不可能に近いという現実を鑑みても、現実的にあまり有効な装備ではなくなっている。JAFや保険会社によるロードサービス網の充実や、携帯電話の電波が届くエリアの拡大なども、スペアタイヤが撤廃される方向にある理由のひとつだろう。

パンク応急修理キットも、サイドウォールなどトレッド面以外の損傷には対応できなかったり、やはり使い方がよくわからなかったり、使用期限切れで買い換える必要があるなどの問題点も多々あるが、先進国の舗装路でのパンクは、釘やネジなどの小さな金属片がトレッド面に刺さることによるものが、ほとんどなので、多くの場合はパンク応急修理キットで対応できている。

パンクに早期に気づいて傷が浅いうちにスタンド等に駆け込む、それが無理ならJAF等を呼ぶことが、安全上最も重要なことです。