ETC導入に必要な物
ETCを利用するために導入する必要がある物には大きく二つあります。
一つは自動車に取り付けるETC車載器、もう一つはこの車載器に挿入して使うETCカードです。前者のETC車載器とは料金所に設置されたアンテナとの間で無線交信を行い、料金支払いに関するデータをやりとりするための機器です。また、後者のETCカードは、各利用者を識別する情報や支払い金額に関するデータがインプットされたもので、車載器はこのカードに保存されたデータを読み取り、料金所との間で無線交信を行います。ETC車載器本体の取り付け所要時間は1時間程度。車載器の設置よりも、ETCカードの入手に時間がかかるため、先に発行手続きすることをオススメします。
ETCカードの入手方法
ETCを利用した道路料金の支払いは、現金ではなくクレジット取引によって行われます。(プリペイドやチャージ方式ではなく、口座引き落としです)
そのため、ETCカードはクレジット会社がクレジットカードのサブカード(オプション機能)として発行しています。利用者は各人の名義によってETCカードを発行し、原則的に本人のみが使用可能となります。
ETCカードと車載器とが分離しているために、自動車の利用者と有料道路の料金の支払い者を別々にすることも容易にできる仕組みにです。
たとえ車両に車載器のみを設置していても、利用可能なETCカードが刺さっていなければETCシステムを利用することはできません。