♥車のエアコンフィルターとは

家庭のエアコンは室内機に空気中のホコリを取り除くフィルターが付いていることが知られていると思いますが、実はクルマのエアコンにもフィルターが付いています。家庭用エアコンと違って、クルマは外を走るので様々な物質が入ってきます。まずエアコンの空気の流れを説明します。

エアコンの空気の流れについて

普通のエアコンでは、外気導入と内気循環の2つのエア導入通路があります。どちらも読んで字のごとくで、車の外から空気を取り入れるのが外気導入。車内の空気を循環させるのが内気循環です。

それぞれの特徴ですが、外気だと酸素濃度が通常のフレッシュな空気が取り入れられるメリットがありますが、外の汚れた空気を吸うこともあります。内気だと外の汚れた空気は遮断できるものの、クーラー(エアコン)を使わないと湿気がこもって窓が曇ったり、酸素濃度が少し下がって二酸化炭素が若干上がり、臭いもこもりやすくなります。

外気に含まれる汚れや異物には、排ガス、PM2.5のような粒子状物質、砂やホコリ、葉っぱ、花粉、種子、虫、鳥の羽、臭い、ウィルス、バクテリア、アレルゲン、地域により火山灰などがあります。内気でも、タバコの煙、髪の毛、衣類のホコリ、シートやカーペットの内装から出るホコリやダニ、ペットの毛などがあります。エアコンフィルターにはそのような不快な物質を取り除いて、快適な空気を作り出す機能があります。

交換時期を過ぎた状態になるとホコリなどの異物がエアコンフィルターに留まり、目詰まりをおこしエアコンの風量の低下や異臭の原因にもなります。

エアコンから嫌な臭いの原因の一番はカビとなります。

外気と車内の温度差によりエアコンの内部には水滴がたまってしまい、それを繰り返し放置することで、カビや菌の発生にもなります。

エアコンフィルターを定期で交換することで臭いを防ぎ、カビなどの繁殖を防ぐ効果とエアコン冷暖房の効きを良くしてくれます。