夕暮れ時やトンネルの中などにつかうヘッドライト。
あとスモールランプやフォグランプといったライト類が車には搭載されています。
点灯を効果的にするためにそれぞれの役割をご紹介します。
ヘッドライト、スモールランプ、フォグランプの基本を押さえる
スモールランプは、車幅灯、クリアランスランプとも呼ばれています。このライトは、停車中に自車の存在を周りに知らせるために使用するライト。
スモールランプとヘッドライトと同じスイッチで切り替えができるので、走行中に周りが薄暗くなった時に使うと思っている方もいるかもしれませんが、その場合であってもヘッドライトを使う必要があります。
フォグランプは、霧の時に効果を発揮するライト
フォグランプは、前部霧灯(ぜんぶむとう)、補助前照灯と呼ばれており、名前にあるように、霧の時に効果を発揮するライトです。
フォグランプはヘッドライトよりも下の位置に設置されているライトです。
霧の時は水蒸気に周囲が満たされている状態でライトの光が乱反射するため、ハイビームのヘッドライトでは周囲に自車に気付いてもらえにくくなるだけでなく、周りが見えにくくなってしまうことがあります。
フォグランプは下向きに点灯するライトのため、霧の影響を受けにくい視界を向上させるライトと言えます。
ヘッドライトはロービーム、ハイビームを使い分けて!
ヘッドライトには、2種類の設定があります。
1つは、ハイビーム。走行ビームとも呼ばれており、前方のおよそ100m先まで照らすことが出来ます。もう1つは、ロービーム。前方のおよそ40m先まで照らすことが出来ます。
ヘッドライトは対向車や前を走行するクルマがいない場合や見通しの悪い場所では「ハイビーム」を使い、すれ違いや前走車がいる場合は「ロービーム」に切り替えて使うと定められています。
ヘッドライトには、前方を照らすだけでなく、自車の存在を周囲にアピールするという重要な役割があります。
自発的にライトを点けていくことが大切ですね。