ナンバープレートの役割
本来の役割
ナンバープレートの取付けを義務付けている道路運送車両法が意図している本来のナンバープレートの役割は、以下の2つを証明する役割を担うものとなります。
①車が自動車登録ファイルに登録されているという証明。
②車が自動車検査を受けて、保安基準に適合しているという証明。
ナンバープレートがついている。イコール、保安基準に適合することを前提に登録を受けた車両であり、その車を運転することを許可されている。という証明になっています。
また、車を所持するときに必要な行政手続を完了しているという証明にもなります。
付随されている役割
自動車を購入し、自動車登録を完了させる際、しなければならない手続きとして、下記の項目があります。
①自動車保管場所証明の取得
自動車の保管場所(駐車場や車庫)が確保されている車庫証明の取得。
② 自動車損害賠償責任保険契約の締結。
自動車を運転するときに法律によって加入が義務づけられている保険(強制保険、自賠責保険)に加入。
③ 自動車重量税の納付。
自動車の重量に対して支払う税金(自動車重量税)の納付。
及び、自動車税、自動車取得税の納付。
ナンバープレートを付けることによって、上記の事柄もしっかり行われていることの証明になります。
上記の役割とは別に、ナンバープレートの色で、軽自動車との区別や、自家用車と事業車との区別などの車種の識別の役割もあります。
白地に緑の文字が、登録自動車(普通車)、緑地に白文字が事業車(普通車)、黄色地に黒文字が自家用の軽自動車、黒地に黄色の文字が事業用の軽自動車となっています。
また、レンタカーの乗り逃げ防止や、轢き逃げの捜査、速度取り締まりなどの社会的な役割も果たしています。
続く